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CYCLEMODE 2011 その4 – ハンドメイドの魔術師たち

GanWellからの続きです。今回のサイクルモードでは、特設ブースで「ハンドメイドの魔術師たち」という企画展示を行っていました。出展数は少なかったですが、どれも個性的で、とても見応えがありましたよ。かなりじっくり見入ってしまって、写真を撮り忘れてるので、かいつまんでいくつか紹介します。

すでに色んなブログで話題になってますが、ケルビムから。ケルビムは、この特別展示の他にも自社ブースを持ってました。隣で見ていたおっさんが「こういうのがサイクルショーでしょう!」とコーフン気味だったのが印象的です。まさにその通りで、ぼくも毎年行ってますが、マンネリ化というか「とりあえず」的なオーラが年々高まっているように感じます。こうして小さなブースでも、自社の魅力が詰まった展示は大好きです。

松田さんLEVELのロードレーサー、電動コンポで武装してました。スッキリしてていいっすね。

牧野さんのブースでは、車重6kgを切る(ペダル抜き)超軽量フレームの展示がありました。すいません全景撮るの忘れました。コンポはSRAM RED、クロモリフレームでBB30は初見でした。

3Tのフォークも塗装したそうです。

他にも2台展示がありました。ラグまわりの工作など、すごくこだわって制作されてるのが伝わります。奥のスポルチーフ、SHAMAL穿いてる・・・。

個人的にグッときたのが、子供用18インチレーサー。キヨさんのとこです。サドルは子供用のConcor Junior、クランクはイタリアのメーカー「Ofmega」の3アームでした。


CYCLEMODE 2011 その3 – GanWell

昨日のハブに関するエントリーの続き。今回のサイクルモードでは「ハンドメイドの魔術師たち」と銘打って、国内のフレームビルダーを集結させた展示を行っていました。その中でも唯一の女性フレームビルダー、ガンウェル(岩井商会)から、北島さんの展示。

女性を意識したPEACH MONSTERというやつらしい。何が気になったかというと、リアハブです。

固定ギアで内装3段を実装できる、Sturmey Archerの「S3X」が使われてました。ぼくも去年からずっと気になっていたんですが、なかなか使う機会に恵まれず。こういった新しいアプローチは嬉しいですね。

ピストフレームの場合、問題なのがシフトワイヤーの取り回し。通常、ピストレーサーで変速機を使うことはありえない話なので、ワイヤーガイドなんてありません。このデモバイクでは、シートピンに穴を開けて、ガイドにしてました。なるほど。シートの位置を変えるためにワイヤーを外さなければいけませんが、ポジションが出てしまえばイジるところでもないので問題ないでしょう。

前後ブレーキは、ダブラーを使って1本にワイヤーをまとめ上げ、ハンドルにはブレーキとシフターが1つづつ。ここまでするならロードフレームをシングル化した方が合理的じゃん。と思わなくもないですが、こういう提案も悪くないですね。


RE HARP pista frame

先週末、GOOD STUFFに遊びに行ったら、面白いフレームありました。

タキザワサイクルのプライベートブランド「HARP」なんですが、大昔のクロモリピストフレームですね。フレーム製作は、桐生のライジンワークスが請け負っていました。現在のハープは、アルミやカーボンフレームが中心ですから、ライジンでは製作されていません。

奇跡的に1セット分のデカールが見つかったらしく、再塗装に出したそうです。国産フレームには使われないような、モカっぽい洒落た色ですね〜。

この雰囲気。もろに当時のヨーロッパブランドを意識したデザインです。REの後にハートマークが入れば、デローザ風に。

ヘッドマークは、竪琴のハープをモチーフにしたものですが、元々ハープの由来ってのが「ホイールを組む時の動作がハープを弾くのに似てる」ってとこからきてるみたいで。


Sapim Laser Double Butted Spokes

ポタリング仕様のピストホイールも、いよいよパーツが揃ったのでホイール組みです。

今回セレクトしたパーツは

リムがNISIってことで、あまり強度がありません(さらにニップル穴にハトメなし)。しかも壊したら、たぶん二度と同じリムが手に入らないので慎重にやっていきます。

スポークはSapim社のものを使います。サピムは確かベルギーだったかな?のスポークメーカーですが、言わずと知れた「CX-Ray」はシマノをはじめ、Campagnolo、ZIPP、CORIMA、Eastonなどなど、有名どころがこぞって採用するほど高評価です。軽い・空力特性が良い・高耐久性と3拍子揃ってます。

さすがに32Hでエアロ形状のスポークは、やり過ぎだろう(それに高すぎ!)ってことで、ダブルバテッドのステンレスストレートスポーク「Laser」にしました。通常、スポークのブランド名は、スポークの頭(ハブに引っかける部分です)に刻印されますが、サピムの場合、スポークの肩に刻印されています。これは、万が一スポークが折れて「これどこのスポークだ!?」ってわからなくなった時に、「サピムじゃね?」と疑われないようにするためだとか。それほど自社のスポークに自信があるんですねえ〜。

長らく時間がかかりましたが、形になりました。ホイール組み難しいっすね〜。数こなさないと無理だw

派手なリムのパターンなので、子どもっぽくなるのだけは避けたかったんですが、なんとかいいバランスで素晴らしいホイールに仕上がりました。タイヤはスキンサイドのものをテキトーにチョイスします。これは早速使ってみたいですね。


Campagnolo Record Pista vs ZEUS Pista Hubs

Paul Componentのピストハブの話題が出たところで、かつてのライバルであるカンパニョーロとゼウスのトラックハブを比較してみます。ZEUSの場合、ライバルというよりもCampagnoloの模倣に近いものがありますが、カンパよりも歴史があるメーカーです。

カンパのラージフランジハブは、フロントのみ新品を使い切ってしまって、リアしか未使用品を用意できませんでした。ゼウスのはデッドストックです。

フランジの肉抜き加減は非常に良く似ていて、フランジだけ見たらどちらがカンパか区別が付かないほどです。シャフトやナット、玉押しなど、細かいパーツは区別が付くデザインになってます。

こっちはCampagnolo Record Pista。リアのシェル幅が広くなっています。

こちらはZEUS PISTA。フロントのシェル幅はカンパとほぼ同じですが、リアは非常に狭いです。カンパと比べると、スペーサーの量、玉押しの幅など長め設定されています。リアハブのシルエットは、ゼウスの方が好みです。

カンパのワールドロゴ。こういった細工の美しさは、やっぱりカンパという感じ。

一方、ゼウスのワールドロゴ。新品なのに消えそうですw でもキライになれないんですよね。


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