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CYCLEMODE 2011 その3 – GanWell

昨日のハブに関するエントリーの続き。今回のサイクルモードでは「ハンドメイドの魔術師たち」と銘打って、国内のフレームビルダーを集結させた展示を行っていました。その中でも唯一の女性フレームビルダー、ガンウェル(岩井商会)から、北島さんの展示。

女性を意識したPEACH MONSTERというやつらしい。何が気になったかというと、リアハブです。

固定ギアで内装3段を実装できる、Sturmey Archerの「S3X」が使われてました。ぼくも去年からずっと気になっていたんですが、なかなか使う機会に恵まれず。こういった新しいアプローチは嬉しいですね。

ピストフレームの場合、問題なのがシフトワイヤーの取り回し。通常、ピストレーサーで変速機を使うことはありえない話なので、ワイヤーガイドなんてありません。このデモバイクでは、シートピンに穴を開けて、ガイドにしてました。なるほど。シートの位置を変えるためにワイヤーを外さなければいけませんが、ポジションが出てしまえばイジるところでもないので問題ないでしょう。

前後ブレーキは、ダブラーを使って1本にワイヤーをまとめ上げ、ハンドルにはブレーキとシフターが1つづつ。ここまでするならロードフレームをシングル化した方が合理的じゃん。と思わなくもないですが、こういう提案も悪くないですね。


CYCLEMODE 2011 その2 – 気になるハブ

先週末に行ってきたサイクルモード2011レポ第2回です。今回は、あまりレポートのネタが無くて寂しいんですが、数回に分けてお送りします。

毎年じっくり見てしまうSturmey Archerの展示。去年は超絶クラシックな固定3速ハブ「S3X」を紹介したと思います。スターメーアーチャーといえば、元々はイギリスの老舗メーカーなので、現在でもブロンプトンやモールトンに採用されてますが、現在は台湾企業の資本になってます。製品ラインナップはシティサイクル向けのハブが主ですが、面白い製品も数多くみられます。

これは、ごくごく普通のトラックハブ(フロント)ですね。国産のピストハブに比べたら、屁のような精度だと思います。肝心なのは、この雰囲気でしょう。

こちらは非常に変わりダネのハブ「S2」です。これは「Kick Shift」といって、バックを踏むと2速間のギアチェンジができるという逸品。バックを踏まなければフリーになるので、変速固定ギアとはちょっと違います。慣れるまでコツが入りそうですが、ゆったり街乗りするには最高でしょうね。変速ワイヤーいらずってのもいいです。

ちなみに、この「S2」にコースターブレーキを追加した「S2C」というモデルもあります。これを使えば、リアはワイヤーレスで変速装置と制動装置を手に入れることが可能。ただ、ハブのみで1400gあります。

続いてこちらは「近藤機械製作所」の超高精度ハブ。ブースの方に説明を聞いたんですが、とにかくすごいスペックだそうで。10万kmメンテナンスフリーで大丈夫だそうです。お値段前後ハブセットで20万円。

0.5gのピアスをスポークに引っかけると、まじでホイール回りました。


Campagnolo Neutron ハブ調整

ロードレースの大会もそろそろ終盤。冬場のトレーニングに向けて、冬用に乗っているメカニコジロのロードレーサーを引っ張り出してきました。シーズン中に乗るレース機材的位置付けのサーベロRSと比べると2kgは違うであろうズッシリとした重さ。

去年は本当に世話になった自転車です。乗り出す前に清掃とワックスがけ。「超」が付くほどお気に入りのカンパの完組ホイール「ニュートロン」も少しハブ調整します。

現在は、ミディアムプロファイル以上のリムが一般的になってニュートロンのようなローハイトの完組ホイールは少なくなってます。カーボンリムなら、いくらでも軽いモデルはあるし、なんせ太くてゴツいカーボンフレームにはディープリムが良く合います。ヒルクライムの大会を見ても半分以上がディープリムだったりして、あえてローハイトを選ぶ必要もないんでしょうな。

ただ、クロモリ愛好家としては、是非押さえておきたいところ。細いパイプのフレームに「今までそれを使っていたかのよう」に良く合います。この価格帯で、ハブ屋カンパのハブが使えて、丈夫でブレーキが良く効くリム、スポークはSapimのCX-Rayでガチガチに組まれてます。手組もいいけど、これも最高ですよ。

新品の状態でベストなアタリになってますが、ほんの少し使うと馴染んでガタが出ます。調整だけなら、すこぶる簡単です。まずダストキャップを外して

アーレンキーのみで調整できます。最近のハブは、このタイプが多く、ハブスパナを使う必要が無くなってきました。先日紹介したポールコンポーネントのハブもそうでした。

このフレーム、エンドもカンパなんです。今年も世話になりそうです。


Sapim Laser Double Butted Spokes

ポタリング仕様のピストホイールも、いよいよパーツが揃ったのでホイール組みです。

今回セレクトしたパーツは

リムがNISIってことで、あまり強度がありません(さらにニップル穴にハトメなし)。しかも壊したら、たぶん二度と同じリムが手に入らないので慎重にやっていきます。

スポークはSapim社のものを使います。サピムは確かベルギーだったかな?のスポークメーカーですが、言わずと知れた「CX-Ray」はシマノをはじめ、Campagnolo、ZIPP、CORIMA、Eastonなどなど、有名どころがこぞって採用するほど高評価です。軽い・空力特性が良い・高耐久性と3拍子揃ってます。

さすがに32Hでエアロ形状のスポークは、やり過ぎだろう(それに高すぎ!)ってことで、ダブルバテッドのステンレスストレートスポーク「Laser」にしました。通常、スポークのブランド名は、スポークの頭(ハブに引っかける部分です)に刻印されますが、サピムの場合、スポークの肩に刻印されています。これは、万が一スポークが折れて「これどこのスポークだ!?」ってわからなくなった時に、「サピムじゃね?」と疑われないようにするためだとか。それほど自社のスポークに自信があるんですねえ〜。

長らく時間がかかりましたが、形になりました。ホイール組み難しいっすね〜。数こなさないと無理だw

派手なリムのパターンなので、子どもっぽくなるのだけは避けたかったんですが、なんとかいいバランスで素晴らしいホイールに仕上がりました。タイヤはスキンサイドのものをテキトーにチョイスします。これは早速使ってみたいですね。


Campagnolo Record Pista vs ZEUS Pista Hubs

Paul Componentのピストハブの話題が出たところで、かつてのライバルであるカンパニョーロとゼウスのトラックハブを比較してみます。ZEUSの場合、ライバルというよりもCampagnoloの模倣に近いものがありますが、カンパよりも歴史があるメーカーです。

カンパのラージフランジハブは、フロントのみ新品を使い切ってしまって、リアしか未使用品を用意できませんでした。ゼウスのはデッドストックです。

フランジの肉抜き加減は非常に良く似ていて、フランジだけ見たらどちらがカンパか区別が付かないほどです。シャフトやナット、玉押しなど、細かいパーツは区別が付くデザインになってます。

こっちはCampagnolo Record Pista。リアのシェル幅が広くなっています。

こちらはZEUS PISTA。フロントのシェル幅はカンパとほぼ同じですが、リアは非常に狭いです。カンパと比べると、スペーサーの量、玉押しの幅など長め設定されています。リアハブのシルエットは、ゼウスの方が好みです。

カンパのワールドロゴ。こういった細工の美しさは、やっぱりカンパという感じ。

一方、ゼウスのワールドロゴ。新品なのに消えそうですw でもキライになれないんですよね。


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